雑木の庭
いわゆる、オリーブの木が植えてあるような庭は私にはしっくりきませんでした。
元々趣味で民藝の品や骨董が好きで収集しています。
手仕事の素朴で力強く、生活の中に常にあるもの。
そのような嗜好があるので、やはり”オリーブの木”ではないのです。
計画中に出会ったこちらの本
荻野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ
雑木の庭を調べていた時にみつけた積水ハウスのページ
3本は鳥のため、2本は蝶のために、日本の在来樹種を
ああ、私の好きな景色はこれだ!
雑木の庭に惹かれ、この取り組みに感銘を受け、3本は鳥のため、2本は蝶のために、日本の在来樹種を植えよう!と強く思いました。
我が家は中庭を設けましたが建築計画当初は「庭の管理ができない。植えるのはシンボルツリーのみで、それ以外の部分はタイル敷きで」と言っていたんですよね。よって植栽は家の外、外構の植え込みとして検討していました。
しかし建築計画を進める中で、前述のように雑木の庭の美しさに出会いました。そして手入れをすることを覚悟し、家の中から樹々を愛でて暮らしたいと思いました。
「美しい住まいの緑」85のレシピのこのページを見て、狭い中庭にでもこんな表情を持った木を植えることができるのか!と嬉しくなりました。
”1畳にも5本を植えられる”
この教え通り(笑)中庭に1畳の植栽スペースを設けました。
植栽の業者さんはまだ確定していませんが、雑木の庭に精通している方にお願いしようと思っています。
できれば一緒に山採りしにいきたい!
キャンプ道具の収納
夏休みにキャンプにいってきました。
林間の湖畔キャンプ場はとても涼しく、朝方は14℃と寒いくらい。連日37℃という鬼熱い都内に比べたら、それはそれは快適でした。
我が家は月1回、多い時は月3回キャンプに行きます。
一通り所有しているのでとにかく道具収納の場所を取ります。
テントも季節や天気で使い分けしているし、厳冬期用シュラフ、冬場の石油ストーブに灯油缶等々・・・・
恥を忍んで現在のキャンプ収納をUPしますよ(小さく)
乱雑っぷりw ラック横にも道具が置かれています。
ここは夫の部屋なのですが荷物置き場と化しています。
新居の収納の間取りで意識したのは、「モノの住所を決める」でした。キャプ道具の住所も決めました。
収納に関しては別記事で書きたいと思います。
新居には大収納スペースのロフトがあります。ロフトといってもはしごを使った部屋ではなく、実質3階となっており、1階からの階段が3階までつながっています。
キャンプ道具って重くて大きいのですよ。
3階から毎回下ろしていたら大変だし、運搬で階段部のクロスに擦り傷つくことが容易に想像できました。なので1階にキャンプ道具やアウトドア用品(これから登山も始める予定)を収納する外部収納をつくりました。
一畳少しのスペースですが、メタルラックを配置すれば十分に収納できます。
来年はキャンプの度に車への持ち運びが楽になると思うと今から楽しみです♪
工事請負契約と地鎮祭
久々の更新です。
無事に工事請負契約を締結しました。
現居から車で10分程度の場所にあるA工務店。
契約にはA工務店の社長、Iさんが出席されました。
注文住宅においては、ほぼ建築家案件を手掛けている工務店です。
数年前、Iさんが他の建築家案件を内見した際に、非常に難しい施工があったそうです。こんな工務店泣かせの施工を行った会社はどこですか?と聞いたらA工務店だった、というのが二度続いたそうです。
二度目に名前を聞いた後、すぐにつないでもらって、そこからお取引が始まった、Iさんが非常に信頼している工務店だそうです。
この工事請負契約では予算から1260諭吉オーバーでの契約となりました。
契約の数日前の最終見積もりでは1200諭吉で収まっていました。
なのになぜオーバーしたか?
減額案では、Iさんの意匠の見せ場のようなものが入っていました。
それではIさんに依頼した意味がなくなってしまう(というのは大げさですが)
どうしても死守したく、減額から救い出しました。よって60諭吉オーバー
そしてまだ増額の可能性があり、着地は1300諭吉オーバーとなりそうです。
Iさんのコストコントロールが良くなかったわけではありません。
私たちの当初予算が低すぎたのです。
これから着工するにあたって、工事中に減額も増額もあると思っていますが
うまくバランスをとってこれ以上は増やさないようにしたいです笑
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工事請負契約締結日から数日後の8月吉日
地鎮祭が執り行われました。
青空広がる午前10時。暑くてかないません笑
母と娘は直前まで冷房がガンガンにきいた車で待機してもらいました。
Iさんの事務所からはIさん、設計監理Bさん、新入社員の方3名、
工務店からは社長、現場監督、アシスタントの方3名、
我が家からは父、母、夫、私、娘4名、合計10名で行いました。
お祓いのあと、おおおおおお~と言って土地の神様をお呼びし、祝詞を奏上します。
そして敷地の四隅をお祓い。
切木綿に見立てた紙をみて娘は「紫陽花だ~」と言いました。
園で紫陽花の貼り絵をしたときに、四角く切った紙をつかったようです。
子どもの発想って豊かで素晴らしいです♪
鍬入れでは鎌:Iさん、鍬:夫、娘、鋤:工務店社長が「えい!えい!えい!!」と大きな声で行いました。娘も大きな声で鍬入れができました。
参加者全員で玉串奉奠を行い、終了です。
地鎮祭後、工務店と私たち夫婦と父、そしてIさんとで近隣のご挨拶に回りました。
元々祖父の代から住んでいた土地なので父は近所付き合いもあり顔見知りですが、夫はハジメマシテです。父に紹介してもらってご挨拶をしました。
無事、地鎮祭も終わり、いよいよ来週から着工となります。
最後の減額調整
先週のこと、21時半からIさんと設計監理BさんとZoom打ち合わせでした。
前回の打ち合わせの内容を反映したものが工務店から上がってきて、その見積もりが予算から85万円オーバー。
この”予算”というのは、当初家づくりで考えていた初期予算から1200諭吉増額した最終予算で、これ以上ローン増額はしないと決めていました。
最後の最後まで残していたガス式床暖房、さよならしました涙
最終段階で85万を減らすって至難の業。
ドアや窓を何か所かなくしたところでマイナス85万には到底及びません。
しかし床暖に未練タラタラなのです・・・
設置する場所は1FのLDK。親世帯が一日の大半を過ごすスペースです。
60代70代の両親には寒い思いをさせたくなかったけど、両親は「予算オーバーなら削りなさい!」と未練はない様子。
私たち子世帯も床暖房設備のある家で過ごしたことがないので、どれだけ素晴らしいのか実はしらない。でも絶対あったら素晴らしい。知らないから削れるのかもしれませんね。
床暖房の見積額は42万円でした。
貯金から出そうかなと思ったけど、これから家電(冷蔵庫、洗濯機、乾太くん、オーブンレンジ)を購入しないといけないのでそのお金も必要。
上棟まで確定しなくても大丈夫と言われたので引き続き検討事項とします(悩んだところで資金がないとどうにもなんないけどね)
85万オーバーのうち床暖42万削減して残りは43万円!
ここはもうこれしかない!外壁!
リシン吹き付けからサイディングにします。私は拘りなくてサイディングでよいのですが。
IさんのHPのworksページを見るとサイディングの家が一軒もないのです。
建築家としてはあの目地?コーキング?は意匠的にはNGなんだろうね・・・
しかしサイディングにすることで48万ほどの減額になります。大きい。
床暖房、外壁以外にも減らせるとこはないか~~
工務店の見積もりをまじまじみていた設計監理Bさんが「A工務店はなぜかコンクリート舗装よりタイル敷のほうが安い」 と発見し、前々回のVEで玄関アプローチをコンクリート洗い出しにしていた部分をタイルに戻し、裏庭のコンクリート舗装を砂利敷にしました。タイルになってうれしい!
他は細々としたもの
・TV裏の配線に有線LANが設けてあったので二か所削りました。有線LANって使うっけ?
・二階子世帯用洗面所後ろの収納部のドアなくしてオープン
・床置きエアコンを壁エアコン
これで、きっと-90万にはなる、、、はず!!
お盆明けに見積もりが提出される予定。来週いよいよ工事請負契約となります。
IKEA PAXシステムとBOAXELでファミリークローゼット計画
我が家の間取りは、1Fに両親の個室、2Fに子世帯の個室があります。
子世帯は個室にクローゼットはつくらず、1Fの洗面所(洗濯機あり)の横にファミリークローゼットを設けました。
「洗濯物を畳み、各自のクローゼットに仕舞う」という作業が家事の中でも一番嫌いなわたし。
ファミリークローゼットは絶対に取り入れたかったものです。
ファミリークローゼットの広さは4.96㎡
私がミニマリストにならない限り全ての服は入りきらないので、シーズンものだけファミクロに収納することにしました。
PAXの配置はこのような感じ。通路幅は690mmで広くはないですが夫が横歩きしなくてよい幅を取っています。
PAXプランナーでシミュレーションしたものがこちらです。
壁側にW1000、W750、W750を3つ並べます。
丈の長い服、シャツ、ニット類の引き出し、アウター、パンツ。夫と私の衣類はこちら。
ドア側はW750、W500の2つ。下着やアクセサリー、子供の衣類を収納します。
設計開始時よりW.I.CはPAXシステム!と決めていましたが、PAXありきで間取りを決めたわけではないので隙間なくフィットしている、というわけではありません。
微妙に空いてしまった入口横のスペースにはIKEAのBOAXEL(ボーアクセル)という収納システムを設置します。
壁付け収納です。
隣室のバスルームへのアクセスを重視し、BOAXELにはタオルやパジャマ、棚には幼稚園の書類等を置く予定です。
ファミリークローゼットは縦すべり出しの窓が一つ。そして鏡を設置予定です。
収納システムを考えるのに時間を費やしました。
その時の熱心さ、今はなくなりました笑
IKEAは在庫変動が激しいので、購入時にすべての在庫が確保できることを願うばかり…!